セックスに正解はありませんが、今よりもっと楽しみたいと思うことで、よりよい方法を知ることもできます。今回の相談者は、少し早漏気味だという30代の男性です。パートナーから不満をいわれているわけではないものの、できればもう少し長く楽しみたいと思っています。相談者の悩みに専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。 30代男性からの相談:「文句はいわれないが、挿入時間を増やして楽しみたい」私はもともと早漏気味で、挿入時間が少し短いです。私自身は気持ちいいですし、相手から文句をいわれているわけではありませんが、私自身、もっと長い時間楽しみたいと思っています。何かよい早漏対策はないでしょうか。できることなら回数を増やすよりも、1回の時間を長くしたいです。コンドームを厚いものにしたり、早漏防止のバイアグラなどはあまり効果がありませんでした。よい打開案があれば教えてください。(30代・男性) 射精をコントロールできないのが早漏。病気が原因のことも早漏と聞くと、時間が短いことのように思われがちですが、実際の問題はタイミングをコントロールできないことにあります。不安やストレスが主な原因ですが、病気から起こることもあります。 早漏は、時間や回数ではなく、射精をコントロールできない状態です。原因は、仮性包茎で外部の刺激に弱いことや、男性ホルモンのセロトニンの不足、オナニーのしすぎ、興奮や覚醒に関与しているノルアドレナリンの過剰分泌、ストレスやプレッシャーなどの心因的な問題、生殖器の疾患など、いろいろあります。(看護師) 不安やストレスを感じているときには、ノルアドレナリンが多く分泌されます。ノルアドレナリンが過剰に分泌されると、一気に興奮状態が高まり、射精しやすくなります。相手も何もいわないのでしたら、リラックスして行為してください。(看護師) タイミングや体位を変えるなどのトレーニングで改善を射精のタイミングを意識したり、異なる体位にしてみるなど、トレーニングで改善されることもあります。パートナーに協力してもらい、リラックスして取り組みましょう。 トレーニングとしてタイミングをコントロールする方法があります。射精しそうになったら、いったん動きをやめ、射精感がおさまったら、再び動き出す。これを繰り返し、4回目くらいで射精します。(看護師)
体位を変えてやってみることもトレーニングになります。まずは女性上位で行い、射精しそうになったら、いったん動きを止め、射精感がおさまったら動き出すようにして、これを数回、繰り返します。次に側臥位、男性上位は最後に行ってください。(看護師) 射精のタイミングや体位を変えるといった方法は根本的な治療にはならないかもしれませんが、トレーニングの一つとしてやってみてください。パートナーの協力も必要です。ちゃんと理解してもらってください。(看護師) 問題は時間ではなく、タイミングです。心因性の問題から起こることが多いので、リラックスするよう心がけましょう。パートナーに協力してもらってトレーニングしてみるのも、一つの手です。 |