アルコールは体にいい?悪い?酒は百薬の長ということわざもありますよね。 しかし酒を飲むと脳が萎縮するという話もります。 日常的に一日の終わりに酒を飲んだり、ストレス発散のためにお酒を飲む人もいるでしょう。 アルコールは結局のところ、体にいいのか?悪いのか? EDや中折れにも影響があるのかどうかということをお話していこうと思います。 アルコールは脳全体を萎縮させ、戻ることはない認知症やアルツハイマー等脳の萎縮に関する病気は脳の特定部位が萎縮することによって起きます。 その一方でアルコールは脳全体を萎縮させる 脳が萎縮するとか怖くないですか・・・? CTやMRI検査で調べてみると、特に脳萎縮は大脳の前頭葉に多くみられます。 前頭葉というのは、物事の判断や意志決定をするなど、最も高等な精神の中枢ですから、そこに脳萎縮がおきると正しい判断ができにくくなります。 また意思決定が鈍るので仕事でのミスが増えたり日常生活でも支障がでることが想定されます。 脳の萎縮は飲んだアルコールの種類や回数などにはあまり関係がなく生涯で飲んだ量できまります。 脳細胞は臓器に備わる幹細胞のように再生するようなことはなく、 縮んだ場合二度と元には戻らないというのが脳細胞の特徴です。 またアルコールを代謝して排泄するために神経の栄養であるビタミンB1を大量に消費します。 ビタミンB1が不足すると精神が不安定になりイライラしたりします。 またその他にもビタミンB1が不足している状態が続くと疲れやすくなる、倦怠感、動悸、手足のしびれなどの症状が現れることもあります。 男性ホルモンのテストステロンは精力の源となるホルモンですがストレスの影響を受けやすいホルモンです。 ストレスがかかると血圧、血糖値が上昇するとともに、脳下垂体から「ホルモンを出すな」という指令が出て、精巣からのテストステロンの分泌量 が減少します。 → テストステロンを回復させるなら圧倒的なアルギニンのVITAL ANSWER! アルコールはうつ病リスクを高め、EDも発症させる?!
アルコールとうつの関係は極めて関連性が高いといえます。 厚生労働省の発表によれば、 米国における一般住民を対象とした大規模調査で現在または過去にアルコール依存症と診断された人の調査によると、依存症の人には調査前1年間に 限ってもうつ病が27.9%にみられて依存症ではない人と比べてうつ病になる危険性(オッズ比)は3.9倍、躁うつ病は1.9%にみられてオッズ 比は6.3倍といずれも高い頻度で合併することが示されました(参考:e-ヘルスネット)
との報告があります。 またファイザーの報告にもうつ病患者の50%がEDも発症するとの例もあげられています。(参考:ファイザー製薬) アルコールを大量に飲むことで脳が萎縮することはもはや周知の事実です。 アルコールとうつが関係性が強いのは、 ストレス解消のためにお酒を飲む 不安や焦りから逃れたいためにお酒を飲む 落ち込んだ気分を和らげるためにお酒を飲む
といった人間の行動にも関係があるためでお酒以外でのストレスや不安解消の方法を見つけることが大切です。 アルコールは睡眠の質・量をさげ、ストレス耐性も低下させるアルコールを睡眠薬代わりに飲む人もいますが寝酒は睡眠が浅くなるなど睡眠の質を低下させます。 アルコールを飲むことで眠りにつきやすくなったと感じるかもしれませんが実際には眠りのリズムが乱れ、夜何度も目が冷めたりと質、量ともに不足し がちです。 睡眠が不足するとインシュリンの分泌が低下するので栄養となるトリプトファンが脳に取り込まれなくなります。 トリプトファンが不足すると脳が覚醒しません。 また気分を安定させるセロトニンはトリプトファンから作られるのでストレス耐性も下がるとうことになります。 脳を眠らせるメラトニンはセロトニンから作られるので脳がなかなか眠りにつけないということになり, 睡眠が充分でないと負のスパイラルに陥る可能性 があるということがわかっていただけると思います。 ストレスで眠れないのではなく「眠れていないからストレスを感じてしまう」睡眠が不足すると大脳の働きが低下する動物の場合、捕食つまり食べられる危険性がまします。 そこで脳内では感情を司る扁桃体(へんとうたい)の働きを活発にし、緊張した状態で敵を監視します。 人でもこれと同じ現象が起こります。 普段は、何でもなく聞き流せたり、見過ごせるようなことに対して、落ち込んだりイライラしやすくなります。 扁桃体で起こった感情は記憶を司る海馬で記憶され、同じような状況になったら再び警戒する反応ができあがります。 20歳代の学生を43年間追跡した研究では、睡眠になんらかの問題を抱えた人は、そうでない人に比べて、約18年後(40歳をむかえた頃)にうつ 病の発症率が著しく高まることが示されました。
アルコールにはいい側面も!じゃあアルコールは悪ものなのかというと悪い側面ばかりではなくいい面ももちろんあります。 アルコールを摂取すると脳内快楽物質であるドーパミンの分泌量を増加させます。 ドーパミンによって脳の性欲や勃起機能を司る視床下部が活性化される結果、男性ホルモンの分泌量が増えます。 つまり、性欲が高まるということなんですね。 また大脳の働きも低下させるのでいい感じに普段のリミットを外すことで積極的になり、性的欲求も高まります。 ?ED・中折れを治したいならアルコールはやめたほうがいい3つの理由のまとめアルコールにはいい面ももちろんあります。 しかしながらEDにや中折れを改善したいということであれば控えることが好ましいといわざるを得ないと思います。 もう一度おさらいですが、アルコールを摂取することで、 アルコールは脳の司令塔である前頭葉を萎縮させ意欲の低下を招く可能性 アルコールはEDと相互関係にあるうつ病のリスクを増加させる アルコールは睡眠の質/量を低下させる!それに伴いストレス耐性も低下する
といったお酒によって得られるメリットより多くのデメリットがあります。 あなたが本気で精力回復したいと思っているのであればまずはしばらくお酒の量を減らすなどしてみてはいかがでしょうか。 EDは単なるセックス障害ではありません。
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