子供を作ろうと考えるとき、常用している薬があると影響があるのかどうか気になるものです。プロペシアには子作りや胎児への影響があるのでしょうか。 30代男性からの相談:「プロペシア服用中の子作りについて」そろそろ子供がほしいと思っているのですが、プロペシアを飲んでいるので、子供に影響が出ないか心配です。問題がなければ、薄毛も気になるので、このまま服用を続けていきたいのですが、妻も気にしているので、胎児への影響を教えてください。 フェナステリドが精子を減少させる可能性も男性ホルモンを抑制するフェナステリドという成分が含まれているため、精子の減少から妊娠の確率が低くなる可能性が。男性の服用により胎児への影響は心配ないとされていますが、実際のところ確実なことは言えないため、心配な人はしばらく服用をやめるのが安心かもしれません。 プロペシアは、もともと、前立腺肥大の治療薬で、プロペシアに含まれるフェナステリドは、男性ホルモンを抑制する成分です。男性が服用しても、胎児への影響はほとんどないと言われていますが、男性ホルモンを抑えることで、精子減少がおこりますから、妊娠の確率が低くなることもあります。これから子作りを検討されているのでしたら、服用は中止したほうがよいと思います。(看護師) フィナステリドの副作用として、精子の量が減少してしまうことがあるとのこと。しかしその副作用の出現率も1%以下ということです。精子の量が減るだけで精子そのものに影響があるわけではありません。(看護師) 男性、女性とも、育毛剤に関しての人体実験がされていないので、実際に胎児にどのような影響がでるのかは、わからない状況です。奥様も気にしていらっしゃるようですし、少しでもリスクを失くすためには、やはり、服用を中止されたほうがよいでしょう。薄毛に関しては、薬以外でも対策がありますから、別の対策を検討されてはいかがでしょうか。(看護師) パートナーに注意してあげて。女性には深刻な影響が男性の服用から胎児への影響はほとんどないとされているフェナステリドですが、女性の場合は深刻なリスクが。服用のみならず、錠剤の破片に触れるなどして皮膚から吸収されると、胎児の生殖機能に障害が出る可能性があるとされています。取り扱いに十分注意する必要があります。 フェナステリドは皮膚からも吸収されるため、女性が錠剤に触れたりすると、その成分が体内に取り込まれてしまいます。しっかりコーティングされているため、服用した時と同様の成分を吸収するわけではありませんから、可能性は低いのですが、妊娠中の女性がフェナステリドを服用すると、胎児が男の子の場合、性器や生殖機能に障害がでることが、動物実験で明らかになっています。(看護師) ですから、妊娠の可能性のある女性には、プロペシアの服用が禁止されていますし、薬の破片に触ることも危険とされています。(看護師) プロペシアに含まれるフェナステリドという成分には精子を減少させる副作用があり、妊娠の確率を下げかねません。また、奥さまが錠剤の破片に触れるなどして、フェナステリドを体内に取り入れた場合、胎児の生殖機能に障害が及びます。子作り期間中は、薄毛対策は別の方法で行い、不必要なリスクを避けるのが賢明かもしれません。
<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。> |